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// AI Bridge for SAP

SAPとAIを、安全につなぐ。

AI Bridge for SAP は、Claude Code・Codex・Gemini CLI といった汎用のAIクライアントと、SAP ABAP・SAP BTP サービスの間に立つ接続基盤です。アクセス範囲・環境・認証を多層で統制したうえで、AIがあなたのSAPデータに基づいて実際の作業をこなします。中核となるMCPサーバーは Apache-2.0 ライセンスのもと GitHub で公開しています。

// benefits

AI Bridge for SAP の導入効果

SAPの調査・確認・開発作業を、AIとの対話のなかで完結させます。画面を開き、トランザクションコードを思い出し、結果を転記する — その往復がなくなります。

01

調査・確認作業の時間を短縮する

テーブル参照、カスタマイジング設定の確認、ジョブやインターフェースのログ調査を、自然言語の依頼だけで実行します。GUIの画面遷移と手作業の転記が不要になります。

02

属人化した知識に依存しない

トランザクションコードやテーブル名、API仕様を覚えていなくても作業できます。ベテランに都度確認していた一次調査を、担当者自身が進められます。

03

システムをまたいで横断的に調べる

ABAPシステム、BTPサービス、外部システムを1つのAIセッションから扱えます。「S/4の伝票と連携ログを突き合わせる」といった横断調査が一度で終わります。

04

統制されたアクセスと監査証跡

参照のみ・開発のみ・フルの3段階のアクセス範囲と、DEV / QAS / PRD の環境単位の制御を組み合わせます。すべての呼び出しは監査ログに記録されます。

05

SAP側の追加開発を最小限にする

リモート実行可能なファンクションモジュール/BAPIを、Webサービスの個別設定なしに呼び出せます。既存システムに手を入れずに始められます。

06

オンプレミス / RISE / クラウドを問わない

SAP BTP 上に構築したバックエンド経由で接続するため、オンプレミス、RISE with SAP、クラウドサービスのいずれの構成でも同じ操作感で扱えます。

// approach

導入アプローチ

いきなり全社展開はしません。小さな範囲で価値を確かめてから、統制の設計とともに広げていきます。標準的な進め方は次の5ステップです。

STEP 01

アセスメント

対象システムと接続経路(オンプレミス / RISE / クラウド)、想定するユースケース、利用者と必要な権限範囲を整理します。ここで「AIに任せる作業」と「人が判断する作業」の線引きを決めます。

STEP 02

バックエンド構築

SAP BTP, Cloud Foundry 上に接続バックエンドを構築し、Destination と認証(XSUAA)を設定します。実際のSAP通信とセキュリティ制御はこのバックエンドが担い、AIクライアントがSAPの資格情報を保持することはありません。

STEP 03

セキュリティ設計

利用者ごとにアクセス範囲(フル / 参照のみ / 開発のみ)を割り当て、接続先を DEV / QAS / PRD の環境タグで制御します。本番環境での更新操作やファンクションモジュール実行は既定で遮断されます。あわせてキーの発行・失効と監査ログの運用ルールを決めます。

STEP 04

パイロット

少数の利用者と限られたユースケースで実際に運用し、効果と課題を確認します。AIクライアントへのバイナリ導入と接続設定の配布はこの段階で標準化します。

STEP 05

展開と継続運用

対象部門と対象システムを段階的に広げます。監査ログのモニタリング、利用ツールの追加、バージョン更新までを継続的に支援します。

// coverage

対象システム

SAPのコア業務システムからクラウドサービス、そしてSAP以外の業務システムまで。1つのAIクライアントから横断して扱えます。

SAP S/4HANA

ファンクションモジュール/BAPI実行、テーブル参照、Open SQL・DDIC参照、OData V2 / V4・REST・SOAP サービス、アドオン開発と移送管理。

SAP Ariba

調達・購買プロセスのデータを、公開APIを通じて参照・連携します。

SAP Concur

経費精算・出張申請のデータを、公開APIを通じて参照・連携します。

SAP Cloud Identity Services

Identity Authentication(IAS)の管理・SCIM操作と、Identity Provisioning(IPS)のジョブ実行・ログ確認。

SAP Integration Suite

Cloud Integration(CPI)の連携フロー監視と監査ログの確認。連携エラーの一次調査に使えます。

SAP Business ByDesign

OData / SOAP サービスを通じたマスタ・トランザクションデータの参照と連携。

JIRA

REST API v3 経由で課題の参照・登録・更新。SAP側の調査結果をそのままチケットに反映できます。

SmartDB

REST API v3 経由でワークフロー・申請データを参照。SAPの処理と社内申請を突き合わせられます。

JP1

ジョブ管理システムの実行状況・ログを参照。SAP側のバッチ処理との突き合わせを一度に行えます。

上記のほか、Cloud Foundry、Cloud Transport Management(cTMS)、Build Work Zone、Datasphere、SAP Analytics Cloud、Cloud ALM、Alert Notification Service、Build Process Automation、Forms Service by Adobe などのBTPサービスに対応しています。接続可能なシステムと利用できる操作の一覧は、GitHub の公開ページで随時更新しています。

まずは、対象システムと使いどころの整理から。

AI Bridge for SAP の中核となるMCPサーバーは GitHub で公開しています。実際に動かすために必要なバックエンドの構築・接続設定・運用まで、コンサルティングサービスとして一貫してご提供します。ご相談は気軽にどうぞ。